鯛釣りの結果

これは、真鯛か?それとも連子鯛なのか?

やまたくです。

鳴門で鯛釣りをしてきました。行く前の準備段階の話しを読みたい方は以下のページをご覧ください。

鳴門の釣船はらまるで鯛釣り(準備編)

琵琶湖でボートに乗ってバス釣りはよくやりますが、海での船釣りは始めてです。更にタイ釣りも始めてなので分からないことだらけでしたが、何とか釣ることができました。

まず、出航時間が朝の6時ということもあり、鳴門には前日入りすることに。前日の昼頃に家を出て、鳴門まで約2時間程度で到着。途中、休憩しながらゆっくりきたものの道も混んでおらず思ってたよりも早く着いたので、事前に予約しておいた民宿鳴門のチェックイン時間まで2時間程度余裕があったので、釣船はらまるの乗船場所でもある亀浦漁港の下見を行くことにしました。

亀浦漁港に着いてみると思っていたよりも小さい漁港。しかし、民宿鳴門から亀浦漁港まで車で約10分程度のとても近い場所にあります。その後は、お土産屋さんで物色し時間を潰していましたが、周囲にはたいしたお土産屋さんがないのでお土産を買う方は鳴門市街まで出たほうが良いと思います。

 

いよいよ民宿鳴門にチェックインですが、表向きはどちらかというとさびれた感じの所です。お風呂は一般家庭のお風呂を2倍程度した大きさのお風呂が2つあります。大浴場というよりも本当に自分ちのお風呂といったイメージで、できれば他の人が入る前に入る方がいいです。私は、着いて早々に入ったので一番風呂だったので気持ちよく入りました。

その後はというとテレビを見るしかなかったので釣具屋にいくことにしたのですが、海周辺なので釣具屋はたくさんあると思いきやお土産屋さん同様に周辺には全くありません。一番最寄りは、民宿鳴門から車で15~20分程度のところにあるオカトヨ釣具店。住所を記載しておくので行く方は参考にして下さい。外見は小さいですが品揃えはしっかりありました。

オカトヨ釣具店
徳島県鳴門市撫養町黒崎松島422 ‎

オカトヨ釣具店
オカトヨ釣具店

念のため民宿鳴門からオカトヨ釣具店までの地図を載せておきます。民宿鳴門は鳴門インター降りてすぐの場所にあります。オカトヨ釣具店まで車で14分程度です。

オカトヨ釣具店
オカトヨ釣具店

当日も事前にも買いに行く時間がないという人は、フィッシングエイトの通販で買うという手もあります。

さて再び民宿に戻り、ここまではあまりパッとした感触はなかったのですが、料理は量も多く美味しかったので満足しています。写真を撮ってくればよかったのですが、忘れてしまいました。スミマセン。

 

いよいよ、釣り当日ですが亀浦漁港までは下見をしていたこともあり迷うことなくすぐに着きました。漁船はらまるは3隻あり、その内の1隻が私も乗るタイラバ船でした。早速乗り込むも周囲の人と比べやはり装備がしょぼい。しかし、タイラバ船は自分たち二人と他に二人いるだけで船頭さん合わせて5名のみでした。それぞれが4隅に陣取りいざ出航。

釣りポイントまでは約10分程度だったのですが、波しぶきと風で潮が身体にバチバチあたります。民宿鳴門周辺はまだまだ気温は暖かく半袖半ズボンで行ったのですが、これがアホでした。身体にあたった潮が風で冷やされかなり寒い。他の人はしっかり防備しており自分だけ浮いた感じになってしまっていました。

更に事前に酔い止めを飲んでいたものの効き始めるの時間がかかりスタート時点で酔うはめに。

 

前置きが長くなってしまいましたが、いざ釣りをスタート。船頭さんの教え通り、海底までタイラバを落とし10mほどまいては船底まで再び落とすというのを繰り返しました。だいたい海底まで100m程度で落とすのに若干時間がかかりますが、着底の間隔は分かりました。

開始1時間経った頃に他の乗船客の一人が30cm程度のタイを釣り上げたのを見て一気にモチベーションがあがったのですが、その後誰も釣果なし。それからさらに1時間経った頃に自分の竿にあたりが!

『大きい!』 と思い合わせた後、少し巻き上げたところで糸が切れてしまいました。PEの糸が何故切れる?確かに大きかったけどPEが切れるほどでもない。と不思議に思っていると、船頭さんが『太刀魚や』と教えてくれました。

確かに引きの感触は太刀魚でした。タイは今回始めてですた、太刀魚は武庫川一文字で何度も釣っており引きの感覚はわかります。どうやらこの周辺には太刀魚も多くいるようでよく切られるとのこと。更にその1時間後にもヒットし、先程と同様の引き。今度は巻き上げる間もなくやばい、また太刀魚やと思った瞬間に切れてしまいました。

流石にPEといえども本来ならワイヤーを使って釣るような魚の歯には耐えられないようですね。

今度は、その直後に船後部に乗っていた他の乗客が大物をヒット。竿がかなりしなっており、数分の格闘後釣り上げた魚は1mオーバーのドラゴン級太刀魚でした。自分は切られてばかりなのに羨ましい限りです。

どうやら海底より10m以上まくと太刀魚がかかってくるので海底~10mの間を守る必要があるようです。確かに事前に10m巻き上げたら落としてと言われていたのですが、なかなかあたりがなかったので勝手に棚を変えてしまっていました。

今度はしっかり海底~10mを守ってタイラバを巻く、落とすを繰り返していると、あたりというよりも岩にひっかかったような感触が手元にきました。その直後、竿が折れんばかりのかなり強い引きが!

『やばい!なんじゃこの引き!』

これまでの釣り人生の中で自分が釣った大きい魚といえば、太刀魚を除くと65cmのブラックバス、70cmのボラといったところが一番大きい。しかし、この引きはそれを上回る過去経験したことのない引きで、釣り経験は長いもののかなり動揺して慌ててしまっていました。竿を両手で支えるものの竿はかなりしなりリールがギリギリを音を鳴らしながら糸が出ていきます。

自分は糸を巻くこともできず、動揺しっぱなし。その直後、船頭さんが、

『あかん!ドラッグもっと緩めて!』

その声でふと我に返り、慌ててドラッグを緩めようとした瞬間に『ブチッ』という感触とともに竿が軽くなってしまいました。巻き上げると完全にタイラバがなくなっていました。タイは過去釣ったことがないので引きの感触からは判断できませんが、太刀魚でなかったことは確かです。船頭さん言わく、

『残念やったな~。今のは80cm級のタイやな』

とのこと。本当に残念でしたが、船釣りの面白さを知った瞬間でもありました。その後は、ドラッグ調整もしっかり行い結果52cmと60cmの2匹釣ることができました。100m以上の海底から引き上げてくるのでファイト時間も長くバス釣りや、一文字での釣りとはまた違った面白さがあり、またPEを切られるほどの大物も釣れるということがわかり船釣は本当に面白かったです。

鯛釣り
鯛釣り