3kj-jogの修理

バイク屋さん、本当に治す気あるの?

やまたくです。

ある日、母親から使っている原付が走行中に止まるのでバイク屋に見てもらうという電話がありました。母親が乗っている原付は相当古いものでヤマハの3KJ JOGです。現象としては、走行中にエンジンが息継ぎをし、加速しなくなりそのままエンストするというものでした。

やまたくはこれでも2級の整備士資格を持っており、過去に京都の自動車整備競技でも優勝経験がある腕前なので原付の修理なんぞ犬のウンコを取るよりも簡単。しかし、実家は遠く離れているためここはバイク屋にまかせるしかない。

バイク屋で見てもらった結果

数時間後、バイク屋で見てもらったと母親から再度電話があった。何を直されたのかを確認したところ、エンジン調整をしただけとのことでした。これで駄目ならバイクを買い替えた方が良いとのこと。

はぁ?エンジン調整だけ?

詳しくない人であれば、走行中にエンジンが止まるからエンジン調整で良いのではと思うかもしれませんが、それでは不十分!しかも恐らくキャブのアイドリング調整でアイドル回転数を上げただけでしょう。エンジンをかけた直後にエンストするならまだ分かるが、走行中にエンストするんやから違うでしょう!

しかも買い替えろって・・・

確かに年式は古いが母親の3KJ JOGはまだ、6000km程度しか走っていません。やまたくは過去に年式が近いYG50 JOGを約3万キロ程度乗っていました。

案の定、数日後、再び母親から電話がありエンストの現象がまた起きたとのことでした。

現象を更に突っ込んで聞いてみた

起きている現象を更に詳しく聞いてみると次の通り。

  1. 最初はエンジンは一発でかかる
  2. セルでエンジンはかかる
  3. エンストは走行中のみ発生
  4. 一度エンストするとしばらくエンジンがかからなくなる

セルでエンジンがかかるのでバッテリーの線はない。一度エンストしたらしばらくかからなくなるというのは、恐らくエンストして燃焼されなかったガソリンがエンジン内部に溜ってプラグを湿らせたり、混合比の問題で再点火ができなくなっているだけと思われます。ただ、ガソリンは揮発性が高いのでしばらくすると勝手に蒸発し、再びエンジンがかかるようになると考えるとつじつまが合います。

そうなるとやまたくならまず、エンスト原因は下記の5点を疑います。

  1. キャブの不良で、走行中にガソリンが送られなくなりエンストする
  2. CDIの不良で、走行中に点火が正常に行われなくなりエンストする
  3. プラグの劣化で点火に失敗する
  4. エアクリの汚れによる吸気不足で混合比が濃くなりエンストする
  5. ホースの劣化などで二次空気を吸ってエンストする

ただ、はっきり言って3~5の場合、走行中だけではなくアイドリング中でもエンストの現象が起き、発生頻度も高くなるはずです。よって、濃厚なのは1か2です。

違うバイク屋で見てもらう

前のバイク屋は見る気が無いのか、技術が無いのか新しいのを買わせようとしているのか分かりませんが、信用できないので母親には違うバイク屋にみてもらったらどう?とつげました。そして、しばらくすると違うバイク屋で見てもらったと母親から再度電話がありました。

前回と同様、何を直してもらった?と聞くと、バッテリーを交換したとのことでした。

はぁ?バッテリー交換?

セルでエンジンかかってたんじゃないの?どうやら、走行中にエンストした後、エンジンがかからずセルをひたすら回し続けてバッテリーが上がってしまったようです。エンストした場合、しばらく置いてからエンジンをかけるように伝えるのを忘れていたやまたくの完全なミスです。

そして、バイク屋はバッテリーが弱っていたのが原因と勘違いし、バッテリーだけ交換し終了~。更に前のバイク屋と同様で、これで駄目なら他も色々修理する必要がでてくるので新しく買った方がいいと言われたようです。

もう、バイク屋に任せることはできません!

近々、実家に行く予定があったので、とりあえずそれまで我慢して乗り続けてくれと伝えて、電話を切りました。