YAMAHA 3KJ JOGの走行中エンストする現象を直してみました!
やまたくが修理するに至った経緯は、以下のページをご覧ください。
バイク屋よ、3KJ JOGが走行中にエンストする現象を直せ!
走行中に息継ぎが発生し加速しなくなりエンストする原因は色々考えられますが、ヤマハの3KJ JOGの場合はキャブの可能性が高いです。ただ、今回は実家の母親の原付で、実家に滞在できる期間も限られているので一つずつ原因を調べる時間もないため可能性のあるものは一気にやってしまいます。
やる内容は以下の9つ。
[今回の作業内容]
- プラグ交換(310円)
- エアクリの交換(540円)
- キャブの清掃&調整
- マフラーの掃除
- ガソリンタンクの水抜き
- リアのブレーキシュー交換(1,040円)
- リアのタイヤ交換(2,078円)
リアのブレーキシューとタイヤ交換は今回の件とは関係ないのですが、交換した方が良さそうだったのでついでに行いました。
プラグ交換
まず最初にプラグ交換。
プラグの純正はBPR7HSがはまっていますが、母親はたらたら運転なので熱価を一つ下げて放熱性が低いBPR6HSに交換します。
実際にプラグを外して見てみると、思っていたよりは電極が丸まってはいない。焼け具合もそこそこ綺麗なきつね色。まぁ、しかしせっかく新しいプラグを購入したので交換してしまいます。
ちなみにヤマハの3KJ JOGの場合、プラグのターミナルは不要なのでターミナル付きプラグを購入した場合は外してしまいます。交換したプラグは、NGK BPR6HS(310円)です。
エアクリの交換
エアクリーナーは、上の写真の赤丸のボックスの中にあります。エアクリーナーを変えるだけであればボックスの外側部分を外すだけで構わないのですが、今回はボックスの更に奥側にあるキャブも取り外すのでボックスごと外してしまいます。
エアクリーナーボックスのネジが固くなめてしまったので、ショックドライバーを使用してどついたら割れてしまいました(笑)。まぁ、気にしない。
エアクリーナーは純正も黒色なので、汚れが余り分かり難いですがとりあえず交換。交換したエアクリーナーは、「キタコ(KITACO) エアエレメント JOG系 341-0069000」(540円)です。
キャブの清掃&調整
キャブの清掃&調整は、さほど難しくはないのですが知識が無い人は自分でしない方が良いかと思います。
キャブレターを取り外すには、以下の7つを取り外す必要があります。その際、燃料ホースを取り外す場合は、上の写真のように燃料ホースをクランプで止めたり、ネジを差し込んでガソリンが漏れるのを防ぎます。
- エアクリーナーとキャブが繋がっているホース
- オイルホース
- 負圧ホース
- 燃料ホース
- オートチョークのカプラー
- インマニのホース
- ニードルバルブ
キャブレターを取り外したら分解し、各パーツの清掃を行うのですが自身が無い人は新品を購入した方が良いかと思います。Amazonで購入すると4,000円以下で購入できます。念のため下記にリンクを貼っておきます。
取り付け後の調整方法などは面倒なのでここでは記載しません。
取り付け完了後、試走を何度かしたのですがこの時点で既に走行中のエンスト現象は解消されていました。まぁ、当初の予想通りやはりキャブレターが原因だったんでしょうね。よって、これ以降の作業は不要ですがせっかくなのでやってしまいます。
マフラーの掃除
マフラーを取り外し、中にパイプユニッシュを掘り込んで数時間放置。パイプユニッシュは、ホームセンターで300円程度で購入できます。洗面上の排水口を掃除するやつですね。
数時間放置した後、水で洗い流すのですが洗い流した後しっかりと水を取り除くこと。最後の方はなかなか抜けないですがマフラーを振りながら上下逆さまにしたりすると出しやすいです。少々残っている程度であればエンジンをかけた後蒸発してくれるのでかまいません。
ここで注意しなければならない点があります。
マフラーの詰まりに気を付ける!
これは今回、やまたくも陥ってしまったのですが、パイプユニッシュで汚れを落としているつもりが逆にマフラーを詰まらせてしまうことがあります。パイプユニッシュでマフラーを洗うと内部にこびりついていたススなどの塊が剥がれ落ちます。このススの塊がマフラーの出口付近に詰まってしまうのです。
マフラーが詰まってしまうとエンジンをかけた際、排気ができなくなりすぐにエンストしてしまいます。やまたくは針金をマフラーの出口から突っ込んでガシガシすることで詰まりを解消することができましたが、すぐにエンストしてしまう場合は疑ってみてください。
ガソリンタンクの水抜き
キャブを外した際にタンクの下のホースから若干ガソリンを出したのでタンク内に水があったのなら比重の重い水は抜けているはず。あまり必要性は感じなかったがガソリン車用の水抜き剤を投入。
リアのブレーキシュー交換
リアブレーキが限界まで調整しても緩々。ブレーキ鳴きもひどかったので交換。ブレーキシューは、Amazonで購入すると1,000円程度です。やまたくが購入したのは、下記のKITACO製品
キタコ(KITACO) ノンフェードブレーキシュー(SY-1N)
リアのタイヤ交換
はっきり言って、今回の作業でやまたくが一番苦労したのはこのタイヤ交換かもしれません。
久しぶりにやったのでコツを忘れていたというのもありますが、ビートが全然落ちてくれない。ビートが落ちた後もタイヤがホイールからなかなか外せない。当然、逆の新品を組み込み時も同じ。あげくの果てに空気入れがないことすら忘れていた。空気入れがあったとしても手動空気入れだとビート入れに苦労するはず。
そこで、タイヤだけ車に積んでガソリンスタンドに持って行きました。しかし、ガソリンスタンドのおっちゃんもエアコンプレッサーで空気を入れるもののビートがなかなか入らず苦労していました。10分程度格闘してようやく終了。工賃は無料。このあたりは田舎なので人も良い。
購入したタイヤはこれ。Amazonで2,000円程度の台湾製です。
バイクタイヤ スクーター用 80/90-10 T/L 高品質 (台湾製タイヤ)
最後に原付を磨き上げて完成!